代表より
「人に喜んでもらえることが好き。
だから、身近な人から幸せにして、
幸せな社会をつくりたい。」
株式会社AC15
代表取締役社長
アルコビ・リチャード・ロテム
人に喜んでもらえること、お節介をするのが大好き
私は1967年9月にイスラエルの地中海に面した街アシュケロンで生まれ育ちました。学校を卒業し、バックパッカーとして世界中を旅行している中で、1989 年22歳の時に初めて日本を訪れ各地を周りました。
その中でも、新潟でたくさんの人に親切にしてもらい、新潟が大好きになったんです。その後、1991 年に結婚を期に、新潟に移住して暮らし始めました。
最初から会社をつくって経営者になろうとしていたわけではありません。ただ、人に喜んでもらえることが好きで、周りに困っている人がいたらお手伝いをしたくなる性格で。それは日本ではちょっとお節介な人と思われることもあるかもしれません。そのお節介な性格は、実はイスラエルの国柄が影響しています。
イスラエルでは、例えば車や家などの高い買い物をする時には、すぐに周りの友人や家族に相談をします。
そうすると、みんなが世話焼きなので、車ならおすすめの販売会社を、家ならおすすめのビルダーを紹介するんです。私も相談されたら信頼できるお店や人を紹介してきましたし、そうして喜んでもらえることが昔から好きでした。
たくさんの人に支えてもらい、AC15は成長してきた
日本に来て、はじめは会社勤めをしていました。当時日本語もよく分からなかった私を雇ってくれた会社の社長には感謝しかありません。やがて縁があって建築の仕事を始めました。私は独立し、一人の職人として新潟で建築の仕事に携わるようになったんです。
周りには応援をしてくれる人がたくさんいて、いろいろな人に助けてもらいました。1996 年、私が29歳の時に1 人で起ち上げたAC(アルコビ・コンストラクション)は2007 年に法人化し株式会社AC15 に。今では住宅や店舗の建築だけでなく、飲食店やペットサービスなどの事業も始め、メンバーは約30 名にまで増えました(2019 年6 月現在)。
事業が成長したのに、不幸になった時期
事業が成長をしていくに連れて、仕事がどんどん忙しくなっていきました。
忙しいという言葉は「心」を「亡くす」と書きますが、私は物事がうまく進まない時に、いつしか一緒に働いているメンバーを責めるようになりました。
それまでは誰でも大好きで信用をしていたのに、人を疑うようになってしまったんです。自分が元々持っていた「人に喜んでもらえるのが好き」という感覚と逆のことをしている自分に気づきました。私から人が離れていき、とても悲しい気持ちになりました。2016 年頃のことです。
まずは身近な人から幸せにしたい
やがて私は50 歳を過ぎ、「何のために働いているのか?」「何のために会社を経営しているのか?」を改めて考え直すようになりました。そして、思い至ったのが第一に愛する家族や一緒に仕事をする同僚を幸せにすることでした。
身近な人の幸せや、いい関係性があるからこそ、いいモノやサービスを生み出すことができます。そうすることで、より多くの人を幸せにすることができます。
まずは身近な人を幸せにし、その幸せを外へと広げていく「インサイドアウト」の考え方をベースにすることにしました。再びメンバーと一緒によい会社づくりにチャレンジしてます。
よい人間関係、成長、やりがい、充実のプライベートライフ。全社員が明るい気持ちで仕事ができる、楽しい会社を目指しています。それを実行することで、再び楽しい雰囲気を取り戻すことができるようになりました。
人は誰もが価値を持っています。自分自身の価値を活かし、たくさんの人の役に立つこと。それをAC15 のメンバー全員のエンジンにして、100年先まで続く「よい」会社にしたいと考えています。
よい環境づくりを通して、より幸せな社会をつくる
AC15 では、多角的に事業をしています、全ての事業を通じて、よい環境づくりを行っています。
100年後も成功し続ける、世界一自慢したくなるよい会社づくりに取り組み、よい環境づくりを通じて昨日よりも楽しく幸せな社会をつくり、世の中に貢献をしたいと考えています。
2019年6月
株式会社AC15
代表取締役社長 アルコビ・リチャード・ロテム